結局、玄関まで来てみましたが、 あいも変わらずあたしの世界はここまで せっかく制服だって着たのに 前髪だって真っ直ぐ整えたのに ママが入れてくれたお茶 今日は減らないの。そんな小さなことが積み重なって あいも変わらずあたしの世界が狭まるなら いっ…

君の下宿先のねこになりたい 時々彼女に嫉妬して 君の膝の上で頭をなでられて しっぽを上げて生きていたい。 自由な朝に目が覚めて あくびをひとつかまして 人生をあきらめた目をして 君を見つめながらまた寝ます 適当な時間にごはんをくれる君 ねぇ、今日も…

あうあうあっあーあうあっあー あうあうあっあーあうあっあー あうあうあっあーあうあっあー あうあうあっあーあうあっあー あたし、あんまりうまく話せない。 無言が続いても許してね。 あたし、あんまり自分わかんない 言葉がなくても信じてよね。 訪れる…

あたし 体温調節うまくできない人間 君のぬくもりで 鼻水とまらないよ。 自分が死ねばあたしはしあわせになれる。 だって君といるとなんも考えらんないから 寒い朝はチョコを食べても起きらんないけど 君が入れたココア 飲み干さなきゃ 運命とか人生とか信じ…

大丈夫、ちょっとだけ死のうと思っただけだから ごめんね、心配しないで、明日にはほらまた おはよう、いえるぐらいにはしとくから。 だから大丈夫、ちょっとだけ、ちょっとだけ 死のうと思っただけだから。 ごめんね、心配しないで、明日にはほらまた そう…

幸せな歌ならあの子が歌ってる この部屋の隣の隣 悲しい歌ならあの子も歌ってる この部屋の隣の隣 でもあたしこの部屋で そう この部屋で いけないことする いけないことする 大きすぎる音は 頭痛を加速させるだけで あたしから漏れたはずの息は 君の中 吸い…

恋人たちは嘘を吐きあい 馬鹿みたいにそれを信じてる カーテンからさす小さな光で あたしたちは秘密をなめあって それだからみんな 求めあって生きてる。 ねぇ、君はどう思うの？ あたしたち これい以上 一緒にいたらさ ダメになっちゃう そんな予感が胸をえ…

君の声が優しすぎるから 梅田駅から徒歩十分 もう動けないあたし動けないよ。 君の言葉が優しすぎるから 十三駅で乗り換え忘れた もう動けないあたし動けないよ 西北止まり 終点はここじゃないけど 君しか見えないよ。 きっと永遠の愛は 何回でも誓い合える…

明日の時間割もわかんないのに。 明日の提出課題だってわかんないのに。 明日の席替えなんかはうやむやで決まるのに。 昨日のあたしはまだ 今日をこえられない。 そして 朝が来る 頑張ってないわけじゃないの きらい だけど いとおしい 思い出に嘘はつきたく…

強く抱きしめることはできるけど 手をつなぐことができない僕らは 宇宙の隅っこで 踊ってる 強く首をしめることはできるけど 糸を絡めることができない僕らは 宇宙のすみっこから 落ちてゆく 笑って笑って笑って ほら 僕らこんなに近くにいるんだから 笑って…

あの子はあの子は知っている。 自分がかわいいってことに。 あの子はあの子は知っている。 明るいネガティブが武器だってことに。 短所だって愛されたい あたしだって愛されたい あの子はあの子は知っている。 自分が一番輝くところを。 あの子はあの子は知…

急に舞台から降ろされた ここはどこだ 探せ、探せ。 理想かそれとも現実か。 あたしがあたしに戻れるように 舞台であたしはまだ踊ってる 急に舞台から降ろされた ここはどこだ 探せ、探せ。 理想かそれとも現実化。 あたしがあたしに近づくように 舞台であた…

人魚は深海にしずんだよ。 さみしさを集めたビー玉が重すぎて 海のきらめきが見えるだろう あれは僕らの切なさが輝いているからさ 人魚は結局歌えなかったよ。 美しい声と引き換えに愛を探した 海のざわめきが聞こえるだろう あれは僕らに愛をささやいている…

急に舞台から降ろされたんだ ここはどこだ。 現実か理想か そのはざまなのか 僕が舞台で踊ってる。 急に舞台から降ろされたんだ ここはどこだ。 ここはどこだ。 僕は舞台で叫んでる。 決められた立ち位置で。

雪とかす 君の吐息が 触れた耳 。