羽ばたく瞬き 。

少し眠ったから目が覚めて

透けたブルーにほどけてく

少し話したから愛が冷めて

濡れたピンクが渇いてく

だからどうしても

君が作った

ミルクティー

ひとりで飲みたかったの

脱いだ靴下を踏んだら

疲れが溢れて

はいたため息を睨んで

でかけるよ

たしかにあたしがここにいること

誰かと息を交換してること

君が止めてる

交換ノートの隅に書いた

ほんとはなにもわからないこと

たしかにあたしがここにいること

誰かと息を交換してること

君が止めてる

深呼吸する瞬間に

ほんとになにもわからないこと

吸い込まれた

少し働きすぎたから

生きる時間が減っちゃったよ

少しまばたきしすぎたから

優しい時間が減っちゃったよ

だからどうして

だからどうしても 

君が作った

ファンタジー

ひとりで聞きたかったの

脱いだ下着を踏んだら

言い訳が溢れて

脱いだひらがなを拾って

気持ちを切り取った

はいたため息を集めて

書き留めるよ

たしかにあたしがここにいること

誰かと息を交換してること

君が止めてる

交換ノートの隅に書いた

ほんとは誰も好きじゃないこと

たしかにあたしがここにいること

誰かと息を交換してること

君が止めてる

深呼吸する瞬間に

ほんとになにもわからないこと

吸い込まれた

たしかにあたしがここにいること

誰かと生きるを交換してること

君がとめてる

交換ノートの鍵の開け方

あたしの初恋の記念日だけど

たしかにあたしがここにいること

誰かとあたしを交換してること

君が止めてる

あたしが止まった

深呼吸する瞬間に

ほんとになにもわからないこと

吸い込んで