てんしの自由帳。

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ただいま、おかえり 。

 

 

ただいまおかえり
タバコの煙で明かりを消して
ただいまおかえり
キスをして
ただいまおかえり
君の家がすこしぼやけて
ただいまおかえり
キスをして

 

幼い言葉で慰めた秘密
揺れるスカートの中
泳ぐ記憶
痛む期待

 

 

おはようおやすみ
きみの入れるコーヒーはいつも
ミルクが多くてなめられたもんだわ
ただいまおかえり
タバコの煙で明かりを消して
ただいまおかえり
キスをして


ただいまおかえり

 

ただいまおかえり

 

 

ただいまおかえり

 

 

 

ただいまおかえり

 

 

 

 

 

ただいまおかえり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただいまおかえり
もうどんなことさえも思い出せないの
ただいまおかえり
キスをして

 

 

ただいまおかえり

キスをして

たんぽぽ

 

 

春の日差しが優しすぎて僕は泣いたんだ
朝が昨日よりも早く滲んだから泣いたんだ

 

どうにもならないことを並べてはソーダで割っていく
春の夕暮れは僕の産声で終わらせる

 

 

君は知ってたのかい
この空に自由に舞う
花びらが命の始まりだって

 

春の日差しが優しすぎて僕は泣いたんだ
朝が昨日よりも早く滲んだから泣いたんだ

 

どうにもならないことを並べてはソーダで割っていく
春の夕暮れは僕の産声で終わらせる

 

春の日差しの中君だけは僕をみつけてよ

今朝は体温が少し高くて僕は泣いたんだ

 

路地。

 

 

帰りたかった
でもできることはなかった
どこか期待してた
歩いてきた道に意味があること

 

会いたかった
でも伝えることは無かった
どこか期待してた
歩いてきた道に君がいること
笑いかけてくれること

 

 

夕暮れが来れば
ここの路地は賑わって
夕飯のにおいがして
子どもが泣いて犬が吠えて僕は泣いた
誰かが帰る音がする

 

夕暮れが来れば
ここの路地は賑わって
自転車が絡まって
高校生がキスをして永遠ができて消えた
誰かの帰る音がする

 

 

ほんとは


帰りたかったんだ
でもできるか不安だった
どこか期待してた
歩いて来た道に意味があること


ほんとは
会いたかったんだ
でも伝えられるか不安だった
どこか期待してた
一緒に君が歩いてくれること
一緒に君が笑ってくれること

 

帰りたかった
でもできることはなかった
どこか期待してた
歩いてきた道に意味があること

 

会いたかった
でも伝えることは無かった
どこか期待してた
歩いてきた道に君がいること
笑いかけてくれること

 

春の洗濯。

 

 

だきしめてもだきしめても
きみのにおいがしない
君の家に新しい季節を運んだ
家事ができる可愛い女の子

 

だきしめてもだきしめても
きみのにおいがしない
君に干しっぱなしのあたしの気持ち
今日も取り込めないけど
春にかげりはない
今日の気分はどうだい?

 


コーヒーを飲もうよ
少し濃いめに入れてよ
大人になれたら
少し早い朝にも慣れるだろう

 

コーヒーを飲もうよ
少し濃いめに入れてよ
大人になれたら
ほろ苦い恋にも慣れるだろう

 

 

だきしめてもだきしめても
きみのにおいがしない
君の家に新しい季節を運んだ
家事ができる素敵な女の子

 

だきしめてもだきしめても
きみのにおいがしない
君に干しっぱなしのあたしの気持ち
今日も取り込めないけど

春にかげりはない

今日の気分はどうだい?

 

春にかげりはない

今日の気分はどうだい?

 

バックミラー。

 

 

カーブを曲がると
日差しがきつくて
かざした左手
手のひらがすけて

カーブを曲がると
日差しがきつくて
前髪で隠した
バックミラーで目が合う

 

 

助手席に座れないまま
あたしだって遠慮くらいできる
君のつむじを覚えてしまった

 

 

恋人になれないまま
あたしだって嘘をつくくらいできる
次の曲だって全部歌えるのに

 

 

ありがとう
もうすぐ家が見える
今日もここまで
いつもここまで

 

 

カーブを曲がると
日差しがきつくて
かざした左手
手のひらがすけて

 

カーブを曲がると
日差しがきつくて
前髪で隠した
バックミラーで目が合う

 

 

 

ただそれだけ

またね。

三度目の正直な人生 。 つくってうたった


三度目の正直な人生。

今年で三冊目の手帳
突然未来が消える
三日で食べ尽くした
ファミリーポテチ(うすしお)
僕の体重と心の重さ

あーーーーあーーーー
全てのことに意味があって
あーーーーあーーーー
すべてのことに意味がなくて !!!!

だからこうして歌うこと
しょーもねーことを自慢して
実はあの日やっちゃったこと
解熱剤飲み過ぎてラリって
バイトリーダーになったこと
手首のキズがお客さんにバレて
ママにしにたいってラインして
友達の相談に乗る

今日も生きる
今日もお腹がすく
その意味はせめて
自分でキズつけないとね

今月で3回目の女の子記念日
とつぜん未来が消える
3000ワットでチンした履歴書
僕の常識と心のおもさ

だいたい一緒

「自分でキズつけないとね。」